皆さんこんにちは、春日市春日原にあるパーソナルジム Medical Physio Lab.です
前回の水分補給による、熱中症の対策に続いて
今回は、運動の習慣化による熱中症対策についてお伝えしていきます。
皆さんは【暑熱順化】という言葉を知っていますか??
暑熱順化とは‥‥
身体が暑さに慣れることです。
熱中症対策には、この暑熱順化が大変重要です。
体温が上がった時は、発汗による気化熱や、心拍数の上昇
皮膚血管拡張によって、体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散で体温を調節しています。
この体温の調節がうまくできなくなると、体の中に熱がたまって体温が上昇し、
熱中症が引き起こされます。
また、暑熱順化ができていない状態の身体の時は汗に含まれる
塩分濃度が高い為、ナトリウムを失いやすい状態でもあります。
暑熱順化がすすむと、発汗量や皮膚血流量が増加し、
発汗による気化熱や体の表面から熱を逃がす熱放散がしやすくなります。
【発汗の効率化】
高温度環境下での発汗を早めることで、体温の上昇を抑えます。
発汗量が増えることで、体表面の熱を効率的に放散することができるようになります。
【循環器系の適応】
皮膚への血流量が増加することで、熱放散が効率良くおこなうことができます。また、熱ストレス下でも心拍数が安定し、心臓への負担を軽減することができます。
【体温調節機能の効率化】
体内での熱生成が抑えられ、体温の上昇を防ぐことができる
初期段階(1〜3日目)
発汗の増加が始まり、汗の塩分濃度が低下する。
体温の調整が開始され、徐々に適応が進む。
中期段階(4〜7日目)
発汗効率がさらに向上し、熱放散が効果的になる。
心拍数の安定化と循環機能の改善が見られる。
後期段階(8〜14日目)
高温環境への適応が完成し、熱ストレスに対する耐性が向上する。
長時間の高温下での活動が可能になる。
【暑熱順化の具体的な方法】
徐々に高温環境に慣れる:
高温の環境で徐々に運動や活動を増やしていく。
最初は短時間から始め、徐々に活動時間を延ばす。
適切な水分補給:
汗で失われる水分と電解質を補給する。スポーツドリンクが有効。
適度な塩分補給も重要。
適切な休息:
過度の疲労を避けるために、定期的な休息を取る。
涼しい場所での休憩を心がける。
健康管理:
バランスの取れた食事や十分な睡眠を確保し、体調を整える。
適度な運動を続けることで、体力を維持する
皆さんも、少しずつ暑さに慣れることで
熱中症対策をしていきましょう!!
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